社会生活での症状
生活上の問題例
アスペルガー症候群の大人は、家庭や仕事といった社会生活において子供のときとはまた違った問題に直面します。どんな問題に直面しやすいのか、ここで確認しておきましょう。
| よくある症状 | 内容 |
| 物事の全体がつかめない | 概念化が苦手です。細部に集中するあまり、全体像をとらえるのが苦手という特性をもっています。仕事においても、全体像の把握が必要な場面ではとまどいます。ただ、裏返せば細部への集中が得意であるということになります。 |
| 仕事を複数こなすのが苦手 | 複数の情報を同時に処理するのが難しいため、同時に2つの作業をするのが苦手です。例えば「聞きながらメモをとる」などがそれにあたります。 |
| 裏が読めない | 社会生活でありがちな「裏」の表現がわかりにくいです。例えば仕事上で「しっかりやってくれ」「うまい具合にしましょう」といわれると、その言葉の具体性がつかめずいちいち悩んでしまいます。皮肉や冗談もわかりません。これは想像性の力が弱いためです。具体的な言葉、細かい指示には適格に対応できます。 |
| 臨機応変な対応が苦手 | 想像力の特性が弱いため、仕事や家庭でありがちな予想外の出来事に想像力がはたらかず、急な変更や訂正に対応がききません。反対に、単純な作業の繰り返しは得意です。 |
| 交渉が苦手 | 社会性の障害、コミュニケーション能力の欠如といった特性から、対人関係を築いて交渉にのぞむのが苦手です。仕事上では管理職や営業職に向かない人が多いといわれています。ただ、事務的な仕事や自分のこだわりを発揮できる仕事は得意です。 |
| 非言語の認知が苦手 | 相手の顔の表情やボディランゲージを手がかりに、相手の感情を推し量るのが苦手です。そのため、相手にふさわしい態度がとれず、人間関係でつまづきがちです。裏を返せばマイペースを保つことはできます。 |
| 表情がつくれない | 場の状況にふさわしい喜怒哀楽の表情が苦手です。そのため、周囲から誤解されてしまうこともあります。 |
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